おもしろきこともなき世をおもしろく

見たり聞いたり行ったり思ったりそんな事を綴り〼。

いとしのメレル

どうやら子供の頃から靴が大好きだったようです。母の話によると買い物に商店街に行くと必ず靴屋さんの前で立ち止まりお気に入りをねだり、買って貰えないと突っ伏して泣くというきまり技を繰り出しそうとう困らせていたようです。

 

さて大人になってからはそういう行為に及ぶほどの事もなく、そもそも自分がかつて異常な靴フェチとか靴オタクであった事なぞ、記憶の遙か10000光年の彼方に消え失せておりました。

 

しかし脳出血をやらかしてから最近の私はちょっと靴には五月蝿くなってきました。後遺症のせいもあって若干左足を引きずります。なるべくは引きずらないように気を付けていますが、しんどくなってきたり面倒くさかったらズリズリ引きずって態度悪い悪い。歩きやすい靴、でもやっぱデザインも気にしたい、革靴好きだな、いやスニーカーも、冬はブーツも。

 

退院してからこっちきちんと歩くための靴選びに結構心血を注ぎました。これは結構デメリットになることなのかも知れませんが私は足が小さいので「いいな」と思う靴があってもサイズがないというような事が多々あります。が、今はネット社会。Amazonさんやら楽天さんが私の好みにあう靴如何でしょうと夜中でも出品されておられます。むふ。

 

まず手始めに倒れる前から大好きだった憧れのkoos。

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これはもう雰囲気が最高でこの上なく私の好み。可愛いおばさんを演じるのにピッタリのアイテムだったのです。ブーツという事で多少大きくても脱げたりしない。ただ底がクレープソールなので減りがめちゃくちゃ早い。

 

次に手を出したのが季節が冬という事もあってエミュのムートンブーツ。(ブーツ好き)

 

 

これは非常によかった。サイズも丁度よい感じ。このブーツを履いてどこへでもテクテク歩いていました。さらに同じようなメーカーのUGGのも手に入れてみましたが残念ながら私の足にはなんだか合いませんでした。ただクッションと足をしっかりホールドしてくれる感じはUGGの方がずば抜けていたように感じます。だぶん私の足の甲が広すぎるのが問題だと思う。

 

とにかく私の冬の足を守るのはこの先もエミュのスティンガーミニになると思います。なぜならば足が短すぎて普通のスティンガーとか履くとヘンだから。

 

そして春先から秋までの靴として選んだのがビルケンシュトックでした。

はい。なーんも考えずにその雰囲気だけでビルケンさいこうとか、自分の気に入りのブロガーさんが履いてるから素敵とかそんなミーハーな理由です。

 

www.birkenstock.com

靴に文句はありません。ただ固い。多分履きこんでいけばそれなりに馴染むんだろうと 思います。しかし私にはその我慢がありませんでした。今でもビルケンは好きです。ちゃんと履けてる人尊敬するわ。ただひとつ難点と言えるのが靴の脱ぎ履きにトイレに行くみたいにベルトを開けたり締めたりしなきゃならないところ。ここらへんに文化の違いを激しく感じました。だってほら、日本では家に上がる時に靴は脱ぎますでしょう?ところが欧米では履いたまんまなのですから。ただしビルケンはドイツメーカーなので、つくりはかっちりしています。この辺り出かける時に玄関で靴を履き家に帰るまでは脱がないという人にはいいのかも。私は駄目でした。職場では脱いだり履いたり激しいのでした。うーん、残念。

 

さてビルケンとの恋に破れた私は今度は国内最強とも言えるスニーカーメーカーに心を奪われてしまったのです。

 

スピングルムーブ。

 

www.spingle.jp

カンガルーレザー。

なんと言えない履き心地のよさ。天にも昇るとまでは言いませんがこの履き心地はそうそうありません。私はアイボリーを購入しました。スピングルを最初に買うならカンガルーレザーのアイボリーがいいと思います。2年くらい前に買ったので靴底がもうヘタってしまってちょっとヤバいかも。ちょっと前に修理依頼(修理も受け付けてくれる)の相談をしましたが、後遺症で変な歩き方のため減り方が歪なためか修理が難しいと言われました。でも気にいったスニーカーなのでこのまま履いて履き潰し、駄目になったらまた110をリピしたいと思います。

 

さて私の靴探しの旅。

最後はアメリカのメーカー、メレル。

1年くらい前にスピングルがヘタってきた時にちょっと興味深くて購入してみましたがぺらっぺらの靴底に靴自体もぺらっぺらな外観。うわーやっちまったなー、こんな靴買うんじゃなかったよー。と正直思いました。

 

と思いました。思いましたが実際履いてみると意外にも履きやすい。疲れない。いつまでも歩いていられる。なにこれすごい。サイズは私の足が22センチなのに対して22.5センチからしかなく、また甲も広めのデザイン。しかし実際履いてみた感じでは脱げそうで脱げないというか妙に足にしっくりくる感じ。凄く履きやすい。

 

よく見たらウォーキングシューズなんですって。

うそーん。

 

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 ソールに北斎の富士山と波とサーフィンしてる人がおってわろた。

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 しかも「波」って。

すごい。デザインかわいいし、機能的だし、おされーだし。いう事ないではないですか。カラー展開はライトブラウン、ブロントブラウン、ブラックの3種。私は現在ライトブラウンを履いていて先日靴クリームを使いいい感じにこんがり仕上げてみました。そしたら愛着がわいてもういとしくてたまりません。ブロントブラウン、ブラックもローテーションの中に組み込もうと思っています。

 

冬はエミュのスティンガーミニ、その他の季節はメレルのムートピア或いはスピングルムーブの110。

私の足はこれで決まりそうです。